高野山真言宗 667-0043 兵庫県養父市八鹿町高柳1156 栂尾山 高照寺 寺史 .079-662-2865 Fax.079-662-3130 |
御本尊 胎蔵界 大日如来 |
高照寺寺史 元正天皇の養老4年(720年)行基菩薩53歳の時の開基と伝えられり 承和年間 唐より密教を日本に持ち帰られた空海上人(後の弘法大師)が空海の住房の京都高雄の神護寺において伝法灌頂を開かれ 比叡山の最澄上人(後の伝教大師)も弟子たちと共に灌頂を受ける 最澄の後継者と目されていた泰範上人は 最澄と共に灌頂を受けたるも再び比叡山に帰らず 空海上人の弟子となる その泰範上人が 当山の住職として但馬と京都を往き来するうちに空海上人に但馬の 寺名を栂尾山神護寺と呼稱することを許されたり と古記に見ゆ その後 栂山の西北の庵坂に移り 栂尾山蓮花寺と改稱して一時禅宗 となる明暦元年(1655年)観音堂屋敷に移り寺号を栂尾山高照 寺と改め 当時の住職宥尊法印をもって再々中興第一世とす観音堂屋敷にあること164年 その間住職の交代すること21人におよぶ この地は豊臣秀吉の八木城攻略の際の古戦場で 死者累々地相悪しき故をもって 第21世雄空法印は檀徒と相談の上 30年の年月をかけて文政2年(1819年)現在地に移築して今日に至る行基開基より1288年 四度目の現在地に移りしより189年を経過せり (高照寺 寺誌より 2008年1月) ※コロナ騒ぎの影響で行事は来年に延期され、2021年10月9日午後1時より 開山1300年を記念して当山御蔵不動堂にて16名の僧侶にて順番に翌日10時半まで夜を徹して順番に護摩を焚いて報恩謝徳を祈願します。 |
弘法大師空海上人が日本に伝え広めた真言宗にとって、大日如来とは、宇宙の真理、またその生命そのものを仏として表現したものです。すべてのものは大日如来から出生するもので、一切のものは大日如来に胎蔵されるものであり、すべてのものは大日如来の智慧の現れであると説きます。それぞれの特性を金剛界大日如来と胎蔵界大日如来として表現しますが、別々の仏ではなくて大日如来の理と智を分けて表現したものです。胎蔵界大日如来は、獅子の上に座し、膝上で左の掌を仰けておき、その上に右の掌をかさね左右の親指の先を合わせ支える「法界定印」を結ばれています。金剛界の大日如来に比べて胎蔵界大日如来の仏像はは少ない。他のすべての仏は大日如来の徳の表れです。 胎蔵界大日如来のご真言 おん あびらうんけん そわか ■左脇仏 観世音菩薩(秘仏) ご真言 おん あろりきゃ そわか 薬師如来 ご真言 おん ころころ せんだり まとうぎ そわか ■右脇仏 不動明王 ご真言 のうまく さんまんだ ばーざらだん せんだん まかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん 弘法大師像 ご宝号 なむ だいし へんじょう こんごう (南無大師遍照金剛) |
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